20141206≪チョイス≫血管を守る
Last update 20150718
◆◆◆◆◆2014年12月6日 『チョイス』より◆◆◆◆◆
★★★★★
血管を守る!!★★★★★
お話された専門家
東京医科大学 循環器内科教授 山科 章(ヤマシナ・アキラ)先生
長野市大岡診療所 所長 内場 廉(ウチバ・キヨシ)先生
血管の病気とは?? (因みに、全身の血管の長さは10万キロ地球2周半くらいだそうです)
脳卒中、心筋梗塞、大動脈の破裂などの命にかかわる病気は全て血管が傷つくことで起こ
るそうです。
こうした病気を引き起こす原因は、『動脈硬化』。
動脈硬化とは、コレステロールがたまり、血管がもろく硬くなった状態のことで、そうな
ると血管が詰まったり、破れやすくなり、血管が詰まると脳梗塞や心筋梗塞、血管が破れ
ると脳出血や大動脈の破裂といった病気になるそうです。
【チョイス 1】 薬で動脈硬化の悪化を防ぐ
動脈硬化の大きな原因は「高血圧」「高血糖」「脂質異常症」です。
動脈硬化が進んでいる人は、血管の病気が非常に起こりやすい状態なので、病気をくい止
めるために、原因をいち早く『薬』で治療することが大切だそうです。
脂質異常症は血液の中にコレステロールの量が多い状態で、薬を使って量を減らすことに
なります。
薬と併せて「禁煙」「適度な運動」「肥満の解消」など、生活習慣を改善し、高血圧・高血
糖を防ぐことも大切だそうです。
高血圧⇒血管の壁が固くなる
高血糖⇒血管の壁を傷つける
高脂質⇒血管の壁にコレステロールがたまる
【チョイス 2】 長野市大岡地区の方法
長野市大岡診療所 所長 内場 廉(ウチバ キヨシ)医師
人口の約半分が65歳以上という長野市大岡地区。この地区の診療所の指導で、年齢と共
に年々上昇する血圧を、横ばいで維持することに成功!
その方法とは「血管を守る3か条」と「PWV検査」
「血管を守る3か条」とは、
1.『毎朝体重をはかる』⇒朝は体重が一番軽い
2.『毎朝血圧をはかる』⇒血圧は一番信頼できる状態
3.『野菜から先にたくさん食べる』⇒血糖値の急激な上昇を抑えたり、糖や脂肪などの
とり過ぎを防ぐことができる
毎朝計測して変動を見ることで、食生活の改善や適度な運動への意識につながるので、か
ならずノートなどに記録するのがポイントだそうです。
『PWV検査』とは、
腕と足にセンサーを取りつけ、血流が心臓から腕や足に届く速度をはかることで、血管の
硬さを知ることができる検査です。血管の硬さは“血管年齢”として示されます。血管を守
る意識づけや継続するための目標につながるそうです。
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